「タイで田舎暮らし」というのは、私が現在のタイの田舎に住む普通の人たちと同じような生活をしてみるということです。だから、現地の人たちと完全同化を図るなんて大それた考えは持っていません。国際結婚で実際に外国に行かれて、その国の人になるというのとはかなり違います。
私の今回の滞在は、これといった観光地のない田舎に行って、できるだけ現地の人たちと近い生活をしてみるというだけのことですから、下宿先の人たちは、ちょっと変わった日本人が来たと受け止めていることと思います。そして、下宿先の人たちの関心事は、ありがたいことに、私がいかに現地で快適に過ごせるかということです。
下宿先の人は、ただひたすらそこに関心があります。ですから、以前に書いた複雑な心境も持っています。私が何も注文しないので、我慢しているのではないかと気を使ってくれます。エアコンの件は唯一私がリクエストしたものですが、贅沢なことをなんて考えるよりも、これで居心地が良くなったかなとほっとしている様子です。
自転車を買ってくれると言い出されたのには、こちらが当惑したくらいです。私だけ足がないので、心配してくれたのでした。そして、前から買い換えようとしていたらしいのですが、冷蔵庫も新品になりました。私の滞在で経済的負担をかけていると思うと少し心が痛みます。
現地の人たちは、お金持ちの日本人の道楽と考えていると思います。実際問題、私は最新のPCを持ち込み、高級一眼レフを持ち歩いているのですから、現地の人から見ればやっぱりお金持ちの日本人に見えるのでしょう。
実際に買い物をして、「これ高いね。私、お金ないの、だからこの村に来ているんだ」と言っても、「私は信用しないよ、日本人はお金持ち」って言われます。それでも、好奇心からでしょう、自転車をこいで大粒の汗を流して買い物をしている変な日本人には好意的です。
お店でのこと、「タイの女は好きか?」なんて直ぐそばにタイの女性がいるところで訊いて来ました。私は社交辞令もこめて「大好きですよ」と答えましたが、どういう意味での質問だったのでしょうねぇ。この村で結婚して落ち着く気があるのかどうか聞きたかったのかな。
現在のところ、下宿先の人たちとは相互不干渉というような生活スタイルになっています。彼らがいつ食事をしているのかがよく分からないからですけど、週末に集まる人たちをみているとそれぞれが勝手に好きなときに食事をしていたので、そんなものかと思っています。ダイニングのテーブルの上には常時食べるものが用意されています。
私は、朝食や夕食に何かを料理しますが、その一品や二品をテーブルの上の料理に追加しておきます。彼らが美味しいと思えば食べるでしょうし、そうでなければ残っているでしょう。それでいいんじゃないかと思っています。今日はオクラを茹でたのと肉じゃがを置いておきましたが、明日の朝、どうなっているかなぁ。
タイ人の特徴なのですが、少量を何回も食べるというのがあって、お腹が空いたら食べるという習慣があるようです。週末になるとまた大勢が集まって来るので、その時は友人とできるだけ一緒に過ごそうとは考えています。でも、友人は女性だし、洗濯やアイロンがけなど家事をやっていることが多いので、あまり一緒には過ごせませんけどね。
(写真、自転車屋さん)

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