私はことのほか小さいスピーカーが大好きです。聴いているだけで楽しくなってしまいます。このシリーズの第九回は、Pyle PDBT35です。これはスーパーツイーターというユニットです。
スーパーツイーターというのは不思議なもので、高齢になると単体からの高音は聴こえませんが、音楽を再生して聴くと音が変わるので分かります。そのくらい高い周波数の領域を再生するスピーカーユニットということです。
こちらの製品はさほど高価ではないので、私は乱暴にいじってしまっています。ホーン型で能率が高いことからそのまま接続してしまうと音圧レベルが高過ぎます。既製品のアッテネーターなんて買ったらそっちの方が高価になってしまいます。
それならばということで、音圧低下を主目的とはしていますが、同時に無指向性に改造してしまいました。アルミ製のロート(油とかを注ぐときに使うもの)を購入し、その先端を切断し、スーパーツイーターの先端に接着して上向きにして使います。ロートは油粘土でデッドニングしました。超高音域の補強目的ですので目的は果たしています。上に出た音波はロートに当たって水平に360度分散するというものです。
フルレンジスピーカーユニットを使うと少し超高音域が不足がちに感じるので、この無指向性スーパーツイーターを繋げています。
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