ブラショフのブラン城の入り口から外に出たところに行列がありました。なんだろうと思って見てみるとそこには太い棒にパン生地を巻きつけて焼いているお店がありました。息子はきっと美味いから並んで買おうと言い、列の後ろにつきました。
ところが10分経っても列は進みません。丁寧に焼いているせいでしょうか、これでは30分も待ちそうだということで息子は脱落してしまいました。ルーマニア人の気の長いことには驚きました。息子の待っている間に、私はその焼き上がったものを嬉しそうに持っている人とすれ違ったので、その香ばしい甘い匂いを嗅ぐことはできました。パイのような香りでした。
調べてみると、読み方は「キュルテーシュカラーチ」または「クルトシュカラーチ」、ハンガリー及びルーマニア領トランシルヴァニア地方のセーケイ地方に伝わるセーケイ人の焼き菓子の1種だそうです。
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