恐怖の比較なんて大仰なことだと思われるでしょうが、自分でアレンジしたスピーカーシステムを優れた市販スピーカーと比較しようというのですから、少し自信があっても、そりゃあ怖いですよ。
対象にした優れた市販スピーカーというのはこともあろうにあの評判の高いダリ・メヌエットです。
![](https://strong-curiosity.com/wp-content/uploads/2021/09/03-dali_product_MENUET-R-430x350.jpg)
私のアレンジしたスピーカーというのは、DENON SC-C17をツイーター部にしてウーファーはDayton Audioの16cmウーファーを使い、ネットワークはJBLのスピーカーをバラして流用したもので2.5kHzがクロスオーバーです。
![](https://strong-curiosity.com/wp-content/uploads/2021/08/68-PC%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA-1.jpg)
自作のエンクロージャーはいい加減なもので、あちこちに箱鳴り防止のために鉄板を貼り付けています。方式はバスレフに近いものですが、底面から低音を逃がしているといった感じです。これはサブウーファー使用を前提としたものです。
試聴では、PC(Music Center for PC)からTEAC UD-301でデジタル信号を取り出し、TEAC AI-301DAをアナログアンプとして使用しました。ソースはハイレゾ音源でバルトーク作曲の「管弦楽のための協奏曲」です。
![](https://strong-curiosity.com/wp-content/uploads/2021/09/94-%E6%81%90%E6%80%96%E3%81%AE%E6%AF%94%E8%BC%83.jpg)
果たして恐怖の比較の結果は、自作のスピーカーが予想以上に善戦してくれました。中音域の密度の違いはスピーカーユニットの繋がりの問題でしょうか、やはりダリ・メヌエットが強いです。中高音域はDENON SC-C17が負けずに頑張ってくれました。
スケール感は自作のスピーカーシステムの方が勝っていました。これはエンクロージャーの大きさから来るものでしょうか。さすがに優秀なダリ・メヌエットでも苦しいようです。
自作のスピーカーの音質でがっかりするのは、実際問題かなり辛いですから今回の結果にはホッとしました。同時にDENON SC-C17に目を付けたことも間違いではなかったと思いました。ダリ・メヌエットと張り合えたのはまさにのスピーカーのお陰です。
Dayton Audioの16cmウーファーもいいパフォーマンスをしてくれたように思います。ちゃんとしたエンクロージャーにいれてあげないといけませんね、今のところの用途では十分ですけど。
![](https://strong-curiosity.com/wp-content/uploads/2021/09/19-Dayton-Audio-DC160-8.jpg)
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