私はことのほか小さいスピーカーが大好きです。聴いているだけで楽しくなってしまいます。今回は、FaitalPro 6HX150-8について前回「外見が変われば音まで」の続編です。
前回は、「FaitalPro 6HX150-8はコアキシャルの2wayです。中心を見ると、よく見えませんが、ホーン型ツイーターユニットが見られます。音質はこれまでも触れたように少し硬いような気がします。エイジングしても変わらないような。」と書きました。
その後、思い出したのですが、寝室での視聴においては、あのB&W606ですらまともには鳴ってくれませんでした。これはアンプとの相性ではなくてアンプそのものが非力だったからなのでしょう。
FaitalPro 6HX150-8についても同様のことがあり得ると考え、B&W606の稼働している二階に運び、入れ替えてみました。アンプはAtoll IN50です。
結果は、やはり原因は非力なアンプにあったようです。FaitalPro 6HX150-8の低音はしっかりとし、硬くて気になった高音部も少しおとなしくなりました。ジャズなどに向いていると言えるかも知れません。
B&W606に匹敵まではしなくても、かなりいい音質を聴かせてくれました。私が保有しているフルレンジ・スピーカーユニットの中で一番クオリティが高いと思います。改めて、スピーカーの試聴にはいいアンプを使わないといけませんね。
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FaitalPro 6HX150-8の予想以上のクオリティを知ったことは嬉しいことですが、再び寝室のシステムに戻すのでは哀しいものがあります。かと言って、良質なアンプはもうないし、困ったものです。
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