海外旅行失敗談(12)ベネズエラ、運転手

海外旅行失敗談

ベネズエラで運転手の仕事というと、運転すること、雇い主を待つこと、目的地を事前に調べておくこと、それ以外にもう一つ仕事があります。

それは、道路のいたるところにある穴を避けることです。大型トラックが通過すると道路には大きな穴ができてしまいます。これはどこでも起きることなのですが、ベネズエラ国にはそれを修理するだけの予算がありません。

失敗談は私のことではなくて、当時雇っていた運転手のことです。ベネズエラの首都カラカスにはあまり交通信号がありません。道路は碁盤の目のように存在しているので交差点がたくさんあります。

そこで運転手がよくやっていることと言うと、交差点が近くなると突然加速することです。そして、交差点手前でピタリと止めることができる、そういう技術があっての行為です。

なぜこんなことをしているのかと言うと、こちらの車がすごい速度で来ていることを他車に認知させるという作戦なんです。つまり、他車が危険を察知してブレーキを踏むと、こちらの運転手はそこですかさず他車の目の前を通過してしまいます。

車の速度というものが他車に見せるためにも使えるということを知りました。でも、マネをしてはいけませんね。

後日、この運転手、長距離旅行の運転を終え、もう直ぐアパート到着というところまで来て、脇から出て来た車に突っ込んでしまいました。疲れていて注意力が散漫だったと後悔していました。

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