イランという国

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イランという国(97)使用人➄

運転手に求めることと言えば、まず時間厳守でしょうか。遅刻されたりしたら困ります。そして、目的地にちゃんと連れて行ってくれなければ話になりません。若い運転手を解雇した後、定年退職者から候補者を探しました。最初にやって来た人物は、銀行の支店長...
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イランという国(96)使用人➃

どこの国でも難しいのが運転手の雇用です。知識があって真面目な男性なら運転手というような職業はやらないというものでしょう。あんまり優秀な運転手をみつけても、いい仕事をみつけて辞められてしまうということを心配するのでは困ります。 運転手...
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イランという国(95)使用人③

使用人のテーマの3回目です。今回は2番目のシェフのお話です。ディーンは自分の国外脱出でいろいろと忙しかったと思いますが、それでもちゃんと後釜の心配をしてくれました。スリランカ大使館の職員に人材の手配を頼んでおいてくれたのでした。 紹...
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イランという国(94)使用人②

使用人のテーマの2回目です。今回はシェフの番です。5年間で二人のスリランカ人シェフに働いてもらいました。シェフと言っても、料理だけでなく、掃除、洗濯、ベッドメーキング、買い物も仕事になります。とはいえ、私は単身赴任ですから料理以外の仕事は...
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イランという国(93)使用人①

アパートをみつけたら次は使用人探しです。どこの国でも快適に過ごすためには使用人との関係が大事です。そして、いい使用人をみつけることは難しい課題でもあります。結果的には、秘書2人、シェフ2人、運転手5人というお付き合いになりました。 ...
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イランという国(92)アパート探し

イランに派遣されて当座は長期滞在者用ホテルを利用していましたが、少なくとも2年間を過ごすことになるので本物のアパートを探すことにしました。日本人に紹介されたアパートを見て回りましたが、どれも満足できず、案内用に用意された車を降りて、自分で...
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イランという国(91)初めての外出

派遣先など関係機関への挨拶を済ませると、あとは生活基盤整備を進めないといけません。長期滞在者用のホテルが用意されていたので、とりあえずは衣食住には困りませんが、毎回外食という訳にもいきません。今回は、最初のイランの印象について思い出してみ...
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イランという国(90)長期滞在者用ホテル

私はイランに4年と3か月間滞在しましたが、派遣される時点ではイランについてそれほど知識はありませんでした。ただし、パキスタンに2か月滞在したことがあったので、イスラム教の国ということではある程度の推測はできました。禁酒国であることを知りな...
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イランという国(89)時間

イランの思い出について綴ってみたいと思います。もちろん帰国して見る日本との比較になることは間違いないでしょう。開発途上国であるイランと先進国である日本とでは大きく事情は異なり、また西アジアと東アジアということで同じアジアでも相当な距離があ...
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イランという国(88)酸っぱくないレモン

イランにある「酸っぱくないレモン」をご紹介いたします。今回の話は、私がイラン人秘書に「イランに何種類のレモンがあるのか」という質問に端を発したものでした。4種類のレモンについて説明してくれたのですが、その中に「酸っぱくないレモン」というの...