次男がまだ3歳の頃、家族でサイパン島旅行に出掛けた時の話です。ホテルにチェックインして部屋に入ると、飛行機での移動で疲れたのか家内と長男はベッドで休んでいました。
私はまだまだ元気、せっかくの南国のホテルだからプールで泳いで来ると言うと、次男も自分も行きたいとついて来ることになりました。
エレベータで降りてプールに着くと、そこは解放感に溢れた南国のリゾートです。青く透き通った水を湛えたプール、私は何のためらいもなく飛び込みました。
そのプール、水深が2mもあって足が底につきません。ブクブクと沈んで行きますが仕方ない。その時、上を見ると、次男が私と同じように飛び込んだのでしょう、水の泡をまといながら沈んで来るではありませんか。
私は慌てて次男を手で持ち上げようとしました。すると私の体が沈んでしまい、救出どころではなく自分の息が続かなくなってしまいました。
私は、ここは慌てず、冷静にと、次男を放し、一旦上昇して息を吸い込んで、再度次男の救出に向かいました。幸いに、水面に引き上げたときに直ぐに泣き出したので安心しました。
まさか泳げもしない3歳児が、父親の後から同じようにプールに飛び込んで来るとは予想もしていませんでした。水を怖いとも思っていなかったのでしょう、本当に驚きました。
コメント