イランという国(11)グーリー・ガルエ洞窟

イランという国

ケルマンシャー州に出張したときに案内してもらったのが、グーリー・ガルエ洞窟という鍾乳洞でした。州都ケルマンシャーからは約2時間かかる場所にありますから、結構な距離でした。現在、全長が約3kmあるうちの500mの部分が公開されています。

ペルシャ語では、「ガーレー・グーリー・ガルエ」となりますが、「ガラゴロガラ」ってまるでウガイの音みたいってイラン人に言ったら受けていました。

降水量が少なく、見渡す限り沙漠のような土地に地底湖とも言えるような鍾乳洞が存在することは驚きです。

実は、こういう鍾乳洞はお隣のハマダン州にもあって、ガーレ・アリー・サドゥルという名前ですが、こちらには昨年行ったことがありました。こちらは高さが最大40m、水深10mで船で見て回るというもので、イランではこちらが一番有名です。

私にはこの経験があったため、せっかくのケルマンシャー州の方の案内でしたが、それほど感動することはできませんでした。もしも、ハマダン州の鍾乳洞を知らなければ、非常に興味深く感じたことだろうと思います。

こちらの鍾乳洞も500mのところで進入禁止にしないで、もっと奥までいかせてもらえれば話は違ったでしょう。多分、冷たい水の中に入らないと抜けられないのでしょう、それで進入禁止にしてあるのだと思います。奥の方のより美しい場所の写真は絵葉書として売っていました。

この先進入禁止だったけど、まだ2.5kmも続いているとのこと。

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