オーディオ研究(39)硬い音(続き)

オーディオ研究

このところ、硬い音っていうのはいったいどういう物理現象なのかなんてことを考えています。

前回考えたことは、

人間の声で考えると、各人が個性的な声をしています。おそらく喉の奥の声帯ではあまり変わらない音なのに途中の経路で音が変わるのでしょう。

ならば、スピーカーだって音の伝わり方を変えることによって硬い音を柔らかい音に変えることができるかも知れません。

ということで、当面の検討課題はスピーカー前面に着けるディフューザーにしてみたいと思います。

だったので、

早速、ツイーターの前面に着けるディフューザーの形状について考えてみました。

邪魔物を前面に置いたら、高音が出なくなってしまいます。音の流れを変えたいのですから、イメージとして5円硬貨の形を想定してみました。一応穴からは高音は出ます。そして、その穴の近いところでは大きく音波が乱れます。

ツイーターから出た音が、5円硬貨の穴の外側で反射して逆戻りしてしまうでしょうが、どうなりますか。とりあえずやってみることにします。試行錯誤あるのみ。

写真は簡単にやってみたものです。音は少し柔らかくなったような。ジャズなどの演奏では快適です。しかし、弦楽器の合奏となると高音部が荒れてしまいます。これは複雑な経路になってしまった音波が干渉し合っているからなのでしょう。

次に考えたのが、木製の四角推で尖がった方をツイーターの方向に向けて高音の分散を図りました。こちらは今のところいい感じです。

どうやら複雑な形状だと音が干渉したりして悪い影響が出るようです。しばらくは単純な形状の四角推ディフューザーで様子をみることにします。

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