世界の植物ベトナム編

キク科のヒャクニチソウ（百日草）です。原産地はメキシコ。開花時期が長いので百日草。花の色と形は極めて多彩です。

アヤメ科のヒオウギ（檜扇）です。中国、台湾、日本に分布しているそうです。日本にも古くからありますから、ベトナムの花という感じではないですね。種子は真っ黒で「烏玉（ぬばたま）」と呼ばれます。万葉集の柿本人麻呂の歌などに登場しています。

キツネノマゴ科のパキスタキス・ルテア（鬱金珊瑚）です。西インド諸島から南アメリカが原産。英名は”Lollipop flower”です。

アオイ科のハイビスカス（仏桑華）です。ベトナムのハイビスカスは花弁が後ろに反り返っているのでフウリンブッソウゲのような形をイメージできます。原産地は中国南部あるいはインド洋諸島らしいのですが、ハイビスカスにもいろいろ種類があるようです。

ツユクサ科のパープルハートです。メキシコが原産。古い分類で「セトクレアセア属」とされたため、別名として「セトクレアセア」と呼ばれることもある。また「ムラサキゴテン」（紫御殿）と呼ばれることもあります。

ヒユ科のノゲイトウ（野鶏頭）です。熱帯アジアに広く分布。日本でも関東地方以西の暖地で野生化し荒地や休耕地でみられます。

ヒルガオ科のネナシカズラ（根無し葛）です。今回は花ではありません。ちょっと不気味なネナシカズラです。根も葉もないという奇妙な植物、つまり寄生植物です。 北海道から南西諸島、朝鮮半島から中国に分布しているそうです。一見木がラーメンをか...

キョウチクトウ科のニチニチソウ（日日草）です。インド洋諸島が原産。花色は白、赤、薄紫などで、最近ではクリーム色の花も見られるようになりました。

トウダイグサ科のテイキンザクラ（提琴桜）です。別名には「ナンヨウサクラ」、「インドザクラ」、「タヒチアン・チェリー」などがあります。「提琴」というのは胡弓の大型の楽器のことだそうです。どうしてその名前がつけられたのか由来は定かではないよう...

キントラノオ科のシンガポールホーリーです。西インド諸島が原産。別名として、「ミニチュアホーリー」や「ホーリーマルピギア」という英名もあります。