オーディオ研究（１５）仮説と検証

以前「スピーカー大好き」のコーナーでMarkaudio Alpair-11MSを紹介したことがあります。その中で「個人的には少し金属的な音がするような気がします」と書きました。

それからずっと気になっていたのですが、金属的な音ってどういう音なのだろうかって。思えば、高い音に感じるチャイムとかトライアングルは、存外高い周波数まで音は伸びていません。数百Hz程度のはずです。

高い音というのは、「ガシャン」とか「シャー」ではなくて「ヒー」に近い音です。シンバルは金属製ですが、どういう訳か高い周波数まで伸びています。これは例外とすると、一般的に金属的な音というのは高い周波数まで伸びていないのではないかと思いました。

そこで金属的な音の解決ため、スーパーツイーターを使い高音域を補強してみようと思いました。これまでは金属製のコーンだから高域が得意だろうと思い込んでいたのでスーパーツイーターの使用なんて考えてもいませんでした。

使用したスーパーツイーターは「スピーカー大好き」のコーナーで紹介した
Pyle PDBT35です。能率が高いので無指向性に改造しています。

試聴の結果、仮説が正しいかったのかどうかはともかく、金属的な音は幾分かは抑えられたように感じます。