レストラン編の最後は、ハチネモルグと呼ばれるサフランライスの「お焦げ」の部分です。レストランのメニューですから、ピスタチオや果実で味を添えて綺麗に仕上がっています。最近の日本では電気自動炊飯器を使うと「お焦げ」はできませんが、昔はお釜で炊いていたので「お焦げ」が出来たもので、そこに醤油をかけて食べるのは美味しかったものです。今なら、焼きオニギリを作れば似たような味ができるでしょう。
イランのレストランは総じてサービス精神がないようです。ホテルは公社による経営のせいか、見かけはいいのですが、社会主義国家のような感じで、味もサービスもいまいちというものが多いように感じます。テヘランの5星ホテルでしたら、まずまずの内容だとは思いますけど・・・。
意外と美味しいのが、ランチをデリバリーしているような小さなお店です。値段も安いし、味もなかなかのものです。そうでないとお客さんが店を替えてしまうからなのでしょう。そういうことで、こちらにはサービス精神がうかがえます。
ということで、イランでは見かけの立派なレストランが、必ずしも美味しいものを提供してくれるとは限りません。最悪なのは観光地、あるいは山岳地帯のレストランです。味もひどいものですが、値段も高いときています。場所柄ということなのでしょうが、できれば避けたいものです。
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