パーティ以外に夜の娯楽のないイランですから、それならばと私は自分でカラオケのシステムを自分で持つことにしました。ステレオ・セットを探しているときに、カラオケのできるDVD,CD,VCDプレーヤーを見たことがあったからです。そうなると後は、カラオケのできるソースの入手が問題になります。
タイにいた頃、よくカラオケを楽しんで私は、行きつけのカラオケ・スナックにソースの入手を頼みました。当時はまだ著作権保護がうるさくなかったので、日本のカラオケのコピーを安く手に入れることができたのです。ただし、メディアはVCDだけなので、今の日本ではVCDプレーヤーなんて探してもないかも知れません。
1枚200円くらいだったと思いますが、約30枚を選んで買ってきました。オリジナルがどこで作られたものかは分かりませんが、実際に歌を歌った歌手が登場しているのには驚きでした。タイでは、その後、著作権保護のために違法コピーが禁止され、今では入手不可能です。オリジナルのソースなんてとても高くて買うことはできませんね。
ともあれ、600曲くらいの日本の曲や有名な外国の曲が集まりました。後は、アパートに日本人仲間を招待してカラオケで楽しむだけです。最初の秘書のナスリンは日本語ができるだけでなく、日本語のカラオケも歌えるのでした。演歌が大好きだと言います。もっとも、漢字のところは耳元で囁いてあげないと読めませんでしたけどね。
こうしてイランでの娯楽をクリエイトしてのでした。カラオケパーティは何回か開催し、ゴルフ仲間や仕事仲間と楽しみましたが、イラン人にはカラオケを楽しむ習慣がないのがちょっと残念でした。一人で練習することもありましたが、これはちょっと寂しいですね。


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