イランという国(52)マーハーン(その1)

イランという国

ケルマンの南東35kmにあるマーハーンには、シャー・ネエマトッラー・ヴァリーの聖廟があります。この人物はイスラム神秘主義の修道僧で、思想家でもあり詩人だったそうです。シリアのアレッポで1331年に生まれ、その後イラクやメッカに住み、サマルカンドやヤズドを旅して、マーハーンで数年間を過ごして亡くなったそうです。

オリジナルの廟は死後数年後に建てられたようです。現場の表示では15世紀に建造とありましたが、現在見られるものは後世に増築されたものだそうです。ドームはサファヴィー朝(約500年前)、ミナレット(尖塔)はガージャール(汗)時代(およそ150年前)に建造されたとあります。

(聖廟の入り口)

(シャー・ネエマトッラー・ヴァリーのお墓)

(建物の一番古い部分の天井)

(その壁面、詩がいっぱい書かれています。)

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