私はことのほか小さいスピーカーが大好きです。聴いているだけで楽しくなってしまいます。このシリーズの第二回は、10万円前後で買えるスピーカーシステムで一番人気と思われるB&W606です。
大きさは、高さが345mmあるのでダリのメヌエットより一回り以上大きい感じです。デザインは英国のメーカーらしく地味なものです。B&Wのロゴも本当に小さく控えめに付けられています。
音は繊細でモニタースピーカーに近いような感じです。ダリのメヌエットが雰囲気を表現するのに長けているのとは好対照だと思います。モニタースピーカーらしいとも言えるかも知れませんが、非力なアンプとの組み合わせだと、ちょっと頼りない音になってしまいます。ダリのスピーカーが能率が低いのに比べてB&W606は能率が高いのにもかかわらず、ちょっと意外なことでした。
我が家では10万円強の“Atoll”のプリメインアンプと組み合わせて使っています。ここでは問題なく鳴ってくれています。個人的にはちょっと軽い音が気になっていますが、これはセッティングの問題かも知れません。
アンプとスピーカーの組み合わせというのは案外難しいようで、この”Atoll”のアンプと“Focal906”とではまったく相性が合いませんでした。なぜかつまらない音に聴こえてしまいました。同じフランスのメーカーだというのに不思議な感じです。
コメント
欲しいですなあ