アルバイトして買ったステレオシステムでしばらくは好きな音楽を聴いていましたが、システムがまとまり過ぎてしまっていたのか、やがて物足りなくなってしまいました。私のオーディオに対する好奇心は肥大して行ったのです。
折しもオーディオブームという時代背景もあったのでしょう、親戚が私のステレオシステムを買ってくれるというのです。オーディオのことについて分からないので、いいシステムならそれがほしいという話です。私には渡りに船といった具合でした。
そこで私が次に手を出したのが、憧れのバックロードホーンというタイプのスピーカーでした。コーラル社の製品で非常に個性的なものでした。音を聴いて購入したものではないとはいえ、私にはちょっと個性的過ぎました。今思えば、むしろ面白いスピーカーだから使いこなしてみたいと思うところですが、買ってくれるというどこかのお医者さんが現れたので処分してしまいました。
買い換えたアンプはラックスというメーカーのもので、今ではラックスマンというブランドに変わっています。片ch50wという出力で、パワフルで温かい音質だったと記憶しています。
レコードプレーヤーは、いかにもマニアらしくアームが3本付けられるものを調達したと覚えています。カートリッジを聴き比べるなんてことをやっていたような。
そして、処分してしまったスピーカーの後釜ですが、若かったんでしょうね、大きな野心が芽生えてしまいました。野心の実現のために再びアルバイトに精を出すことになりました。面白いのはそれまでのオーディオの知識を活かして、オーディオショップでアルバイトができたことかな。お陰でますます知識が増えました。
野心については次のお話ということで・・・
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