禁酒国パキスタンでの話です。パキスタンはかなり厳格なイスラム教の国です。ですから、アルコール類を見かけることはありません。
しかし、例外というものはあるもので、国際的なホテルにはアルコール飲料がルームサービスでとれるようになっています。外国人向けのサービスなのでしょう。
あるのは、ビール、ウイスキー、それにジンでした。全部注文した結果、ビールとウイスキーは飲まない方がマシという代物、しかも生産地がラワルピンディ(上の写真の町)と表記されています。イスラム教の国で国産というのには驚きました。
ジンだけは、ジントニックにしてなんとか飲めるものでした。美味しいという代物ではありませんけどね。
その後、好奇心のなせる業で、アルコール飲料を探してみました。こういう時はタクシーの運転手を頼るというものです。すると、目論見は見事に的中、一般の住家に連れていかれ、そこで闇のウイスキーを買うことができました。
そのウイスキーはシーバスリーガル12年、普通のモノです。それが3倍以上の値段でした。禁酒国だからしょうがないですね。闇で購入したのはそれが最初で最後です。動機が好奇心だけですから。
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