オーディオ研究(31)アンプに関する持論

オーディオ研究

パワーアンプの仕様の中で大きな意味を持つ出力に関してのことです。これは定格出力という定常的な信号をその出力で音にできるという意味、つまりミュージックパワーと呼ばれる不規則な、そして大きな信号に対する応答の意味ではありません。

では、パワーアンプにおいて何が重要かというと、私は瞬時の電力供給の能力だと考えています。ですから、40年も前に左右独立電源なんて発想を持ったものです。

大きな出力を持つということはそれだけ電源部が大きい、充実しているということでこれが瞬時の大きなミュージックパワーに対応できます。そういう意味で大きな出力というのは大事な要素だとは言えるでしょう。

逆に、電源部が充実していれば、10Wの出力でもいいのではないかということ、これはA級アンプでも実証されていることでしょう。

現在考えていることは、頼りないと書いたTEACのAI-301DA、これが2台あるので、左右独立でスピーカーを鳴らしてみたいということです。音質において頼りないとしても電気的特性に問題があるとは思えないので、電源部を一本のスピーカーに集中させて音の変化を観察してみたいと考えています。

結果を書けばいい?いえいえ、この思い付き、TEACのAI-301DAが2台だけじゃできないでしょう。別のDACから左右CHを分けてTEACのAI-301DAに入力し、パワーアンプとして使おうとしているのですから。

せっかくいい音を期待しての実験です。TEACのAI-301DA付属のDACの性能は大したことがないと思っていますから、もっといいDACを使わないとね。

後日、実験ができたら、その結果は報告しますね。

BTL接続というアンプの出力をアップさせる方法はありますが、言うまでもなく私の狙いは出力自体ではありません。電源部の充実が狙いです。

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