治安の悪さで有名な南米では幸運にも被害には遭いませんでした。仏教国のタイでは気が緩んだのでしょうか、金銭的被害に遭ってしまいました。
タイには長期滞在になることから自動車を購入しました。帰国の際には売り払えばいいだけのことです。そこで、メルセデスのディーラーから中古車を購入しました。
1年も経過したでしょうか、ディーラーから購入したときの担当者が私の滞在しているアパートまでやって来て、自動車保険の更新時期になったので手続きをとってくれると申し出てくれました。
タイ語が分かる訳でもないので、面倒な手続きに渡りに船とお金を渡して依頼しました。
そして、しばらくすると自動車保険の会社から更新が必要との連絡を受けました。既に手続きをとったと言っても、更新されていないとの一点張りです。
不思議に思ってメルセデスのディーラーに電話をしてみると、アパートに来た人は既に辞めているとのこと。あ、やられた!このとき気が付きました。そう言えば領収書をもらってないや。
そこで、被害届を警察に出しました。警察は動いてくれているようですが、しばらくは連絡がありませんでした。自動車保険の方は仕方なくもう一度支払う羽目に。
1か月もしたでしょうか、警察から犯人らしい人物を発見したので確認してほしいと連絡がありました。刑事ドラマみたいだと思いながら、現場に行きました。案内された場所からそっとその人物をみると、犯人に似ているけど別人でした。
どうやら、その人物は犯人の弟のようです。肝心の犯人は警察の動きを察知したのでしょう、自宅には近づかないでいるとのことでした。
この事件はこれでお仕舞でした。取られたお金が戻るはずもなく、見事にやられてしまいました。
コメント